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日本縦断駅伝 宗谷岬から九州最南端・佐田岬に続く道  3566Km 2002~2006年


  第8ステージ  九州シリーズ  
期日:2006.4.30~5. 5
走区:福岡県北九州市~鹿児島県佐多岬
距離:535Km/3566Km




2002.7月北海道をスタートした第1ステージは回を重ねて最終区 第8ステージ・九州シリーズを迎えた。
前夜、横浜駅に集合した総勢6名は歴戦の勇士の持つ余裕と自信に満ちて、久しぶりの寝台列車の揺れを楽しんだ。


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【4月30日 9時】
新小倉駅にて先行の山本幸一夫妻、原崎、片岡君と合流。9:40am 530キロ彼方の佐多岬を目指してスタートする。第1走者 卓、伴走高嶋。市内を離れて30キロ付近、ようやく緑に囲まれての縦断モードになった。

KYUSHU KYUSHU 田中一さんも途中の造り酒屋 黒田武士 の皆さんの応援と作りたての燃料を補給して快走。


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KYUSHU 山田市から小石原への登りは厳しかった。いよいよ九州山地に入る。日田往還道を松原湖を目指してひたすらの登り。頂上から見る松原湖は新緑に映えて絶景だった。

KYUSHU ゆるやかな丘陵地帯は北海道の初日の光景を思い出した。 阿蘇外輪山・箱石峠への強烈な登り、眼前の根子岳の奇峰とその裾野に広がる広大な放牧地。
その夜の宿は国民休暇村南阿蘇。 阿蘇牛のステーキで明日の体力を補充した。


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KYUSHU 阿蘇山中の早朝は冷気に包まれて静寂。視界に動くものが何もない不思議な瞬間だった。今日も快晴、 いよいよ最難関の高森峠に挑む。北海道・狩勝峠、中国山地・八幡高原、と並び、3大難所の一つであった。 まさに胸突き八丁、はるか頭上に見え隠れするガードレールが絶望の墓標に見えた。 何故いつもこんな所ばかりが走り番になるんだろう! しかし、登りきった後の征服感は自分だけのもの。 振り返って見るその壮絶な登り坂に慄然とする。

KYUSHU 念願の高千穂峡はサポート途中の寄り道なので、ほんの一寸の挨拶だけ。 残念。日向への近道は道を間違えたかと思うようなまさに林道。 車が交差できないほどの山道を森林浴を楽しむように粂さんが快走していた。 夕刻、小椋夫妻と合流。

民宿 磯、 その夜の船盛りは絶品だった。


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KYUSHU さあ、待望の日南海岸。

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飛行機組、電車組全員合流して、いよいよ大詰めの雰囲気。人数が多いため、常時4,5名が長い集団となって快晴の日南海岸を走る。 その中にMr戸野塚さんも往年の短距離ランナーの片鱗を見せて軽快に走っていた。この光景は、計画を練る時いつもイメージに描いていた光景で、その通りの絵が描かれているのは感動ものだった。

KYUSHU ひなびた漁村、小さな岬、誰もいない砂浜、動のランナーと静の自然。ようやく人間の生きてる姿に会えたような気がする。




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【5月4日】
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【いよいよ最終日】
5年がかりの大きな夢を叶える日を迎えた。
昨日、急遽参加した瀬川智ちゃんは、水を得た魚のごとく、終日走り続けてこの日53キロを走り、台風が去るようにその日のうちに横浜に帰って行った。

朝靄にかすむ錦江湾、その南端に見事な正三角形を見せる開聞岳が美しい裾野を広げている。 緩やかに起伏する海岸線に沿ってランナーたちは最後のラン。

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ゴール目前の錦江町で横浜鶴見RC本釜さんの実家のご両親が、早朝から給水のサポートで出迎えてくれたのに一同感激。走り仲間の友情が嬉しい。


【11時35分】
KYUSHU 遂に佐多岬の先端に歓喜のゴール! 僅か10m四方くらいの岬の広場は、この大事業をやり遂げた瞬間に立ち会えた走友たちの感動と達成感を満面に浮かべて歓びあう姿で埋まっていた。
田中一さん(90歳代)、大石前会長(80歳代)、卓(70歳代)のスーパーシニアトリオも手を繋いでのゴールで有終の美を飾った。

図らずも、創立30周年の特別企画となった日本縦断駅伝は、多くの感動と感激を積み重ねて今日終わった。



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2006.5.5



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☆終わりに☆

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このまま走り続けると必ず終わりが来る。
終わりたくない・・・と思いつつ、その終わりに向って懸命に汗を流している自分。何たる矛盾。
たった一本のタスキを3500キロの彼方まで走って運ぶという奇想天外な思いつきに、我が意を得たり と多くの仲間達が助け合い、励ましあって遂にその大事業をやってしまった。
  “ 意あれば術あり ”
全ステージを通して、無事故、無違反、体調を崩したもの皆無。 走友各位のこの夢の達成にかける思いの深さによるものとしてこれも快挙であった。

横浜中央走友会  前途洋洋

2006.5     山本 卓

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