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【サロマ湖100キロに挑む  1999~2008年】


SAROMA


その7 紺碧の空の下で

2006.6.25


SAROMA


去年は現地合流組を含めて走友会からは9名の参加だった。例年、前夜祭のご馳走が売切れてしまうのが口惜しくて今年は旭川着9時半の飛行機で山本稔さん、藤岡さんの3名で出発、旭川空港で宮崎さん(福岡)と合流一路湧別町へ。今年は余裕! のんびり石北峠を越えて2時ごろ現地着。受付を済ませ、名物の焼きホタテを食べている頃いろいろな人に会い旧交を温める。今年は前夜祭一番乗り。どれもこれも美味しかった!
さて、今年は最高のサポーターだった山崎さんの都合がつかず、我々の中で車の面倒を見る羽目になったが名案が浮かばず、結局、一番早くゴールした者が連絡バスで出発地点に車を取りに戻り、ゴール後の仲間を拾う ということになった。さて誰が一番に帰ってくるんだろうか?これが今年の最大の焦点となった。事前の風評では山本稔さんだろう と思っていたが・・・。
SAROMA 定宿の“常呂青少年の家”は12名部屋に3名、というガラガラ状態。勿体ない! 1時起床 3時出発となった。前夜となれば矢張り不安と緊張で寝つかれずうとうと状態で無情にも誰かの目覚まし時計に起こされてしまった。
みんなものも言わず黙々と最後の点検、あれこれおなかに詰めてイザ出発。今年も快晴、サロマの湖上が薄桃色に浮かんで日の出を迎える。 緯度が高いので夜明けが早い。4時前スタート地点到着。既に日が昇って日中の 暑さを予知させる快晴。でも、意外に空気が冷たく、気温は20度ぐらい。
いつもながら、軽くストレッチぐらいでアップは終わり。



SAROMA


5時 スタート! 今年は100キロの部に約2700名が参加している。体が重い。今日は苦労するぞ~ と思いつつ慎重に体調をチェックしながら折り返し点の竜宮台を目指す。空気が冷たいのが有難い。折り返し点で海宝さんから小分けした塩を貰ったので給水所で水に溶かして飲む。
SAROMA 30キロ地点 名古屋の井上さんが追い付いて来て久しぶりのお喋りをしながら40キロ タイム4時間01分57秒 ピッタリキロ6分。走り始めの頃重たく感じていた体が次第に軽くなっていくのが有難い。これから緑館までは内陸の丘陵コース、北海道らしく大きなうねりの山道が続いて遥かに見えている緑館がなかなか近づいてこない。この坂道が第一の難関。気温が上がって暑い。帽子に氷を入れて被る。冷たくて気持ちがいい。
50キロ 5時間13分 ようやく緑館着。思ったほど疲れていない。小さなおにぎりを水で流し込み、梅干と飴玉で糖分と塩分を補給して直ぐ出発。しかしこれから70キロ地点までがいつもの最難関、イメージしていた距離感が狂ってしまいキロ7分を越えてしまった。 コース中唯一の木陰道。涼しいことのなんと有難いことか。
70キロ 8時間00分28秒 さあ、間もなくワッカに入るぞ。 これまでのタイムは想定外。こんなに早いはずがない と何度も時計を見直したが間違いない。 ひょっとしたらとんでもない時間で帰れるかもしれないと思ったら、そのことが逆にすごいプレッシャーになって、どうしても早いタイムで走り切らなくては・・・と自分を苦しめることとなった。
80キロ 9時間25分 ワッカを3時間半の貯金ではいるのは久しぶり。 余程のことがなければ完走は出来るだろうと思いつつも、ワッカの20キロを走り終えて戻ってくるランナーとすれ違うたびに、その先の折り返しまでの距離が無限に長いものに感じられた。ゴールを目指すランナーとは逆に 既に西に傾きかけた太陽に向ってひたすら折り返し点を目指す。
85キロ付近で折り返してきた宮崎さんとすれ違う。 早い! 続いて 稔さん、伴さん・・・みんないい調子ですれ違って行った。 そうか! 車の引き取り役は宮崎さんだ!
90キロ 10時間49分 エイドのスイカがうまかった。 ようやく折り返し、最後の10キロ、既に西に大きく傾いている太陽を背中に受けて起伏の道を一路ゴールを目指す。
SAROMA 70キロ付近よりも体がよく対応して気持ちの中では会心のランであった。ワッカを走り終えて再び国道に出た。後2キロ、完走はとても無理だろう と思いながら臨んだ今年のサロマ、思いは外れてむしろ会心の100キロランであった。最後の2キロはまさにVictory Run、 只一人道の真ん中をゴールに向う自分が誇らしかった。 アナウンサーが名前を呼んでくれて歓喜のゴール。 今年は思いっきりのガッツポーズでゴールゲートをくぐった。

タイム 12時間17分21秒 去年より約10分早かった。この歳で去年を上回れたことがうれしい。 後日の記録発表によれば、70歳以上は18名中4位だった。完走者6名中72歳台が4名いたが、自分が72歳360日(誕生日6月30日)であるため限りなく73歳に近いということで、とりあえず今年度の最高齢完走者でもあり、このことも長年の目標が叶ったということで大変嬉しい今年のサロマであった。


SAROMA


翌日、藤岡さん宮崎さんと層雲峡で別れ、稔さんと二人ユースホステルに泊まっての 温泉リハビリ。 ケーブルカーとリフトを乗り継いで大雪連峰・黒岳の七合目まで登り、広大な山並みにどっぷり漬かっての大自然の癒しを存分に受けて下山、その後 層雲峡の滝を見ようと銀河の滝、流星の滝 までの3キロのリハビリ・ウヲーク、温泉とビールが効いたのか、足の痛みは1日だけ、帰京の日は何事もなかったように 又都会の人込みに埋もれてしまった。
層雲峡への山越は来年予定している北海道横断ランの最難関ゾーンでもあり、 その厳しさを確認できたのは有難かった。



スプリットとラップタイム(ネット)
10Km 20Km 30Km 40Km 50Km 60Km 70Km 80Km 90Km 100Km
0:59:04 1:56:10 2:55:47 4:01:57 5:13:30 6:30:47 8:00:28 9:25:24 10:49:22 12:12:12
0:59:04 0:56:29 0:59:37 1:06:08 1:11:38 1:17:16 1:29:41 1:24:55 1:23:57 1:22:50


SAROMA
2006.7.5   
横浜中央走友会 山本 卓


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