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【サロマ湖100キロに挑む  1999~2008年】


SAROMA


その9 さらばサロマよ


SAROMA


SAROMA 初夏の北海道にフルマラソンを卒業した走り屋達が、それまで夢想だにしなかった100キロの彼方まで走ると言う過酷なレースを登場させた。走りの不毛の地と言われていた我が故郷北海道がその聖地となるに至り、走り好きの自分にとっては叶わぬ夢とは知りつつも、いつの日か聖地巡礼を果たしたいと思い続けてきた。

走り仲間の中に少しずつ話題に上るようになったある日、既に2度完走していた藤岡さんからの魅力たっぷりな誘いの言葉に上手く載せられて、遂に聖地 巡礼を果たすことになった。1999年、既に66歳であった。 初参加、初完走の感動はフルマラソンとは次元の違う崇高ささえ感じるほど劇的なものであった。以来、7戦して4勝3敗。3敗の内、’07, ’08 はサロマの 翌日から始める「北海道横断735k」に向けた体力温存のため、予定通り途中棄権とした。サロマは70~80kが最も過酷なランとなるので、ここで疲労を重ねるのは翌日の「横断」に致命的な負担が予想されたための措置であった。
’08年は既に75歳であり,サロマに先んじて「北海道横断」を完成させることを主題としなければならなかった。

かくして、我がサロマは75歳で終わった


ウルトラマラソンは魔性を持っている。気力90%、体力10%の世界である。100kの練習も、50k以上走るのは中々出来ないが、そのランナー達が レースではみな満面の笑顔でゴールしてくる。50kから先の未知の領域に対する恐怖と疲労。この苦しみに13時間耐えられる気力を持ち続けられるランナーだけがあの身ぶるいするような感動を味わえる。

今、フルマラソンを目指しているランナー達には、フルの夢を叶えた後には、必ずウルトラマラソンの誘惑が待っている。しかし、一度ウルトラの魔力と魅力に囚われてしまうとフルマラソンは自分の視界から消えてしまう。長いランライフの中で、ウルトラマラソンは最後のMain Dishである、そのMain Dishを横目で見ながら、フルをしっかり走り込んで卒業しておくことが笑顔で100kのゴールを切る唯一の練習法だと思う。

SAROMA

語りつくせない程の夢とロマンと感動を与えてくれた北の大地
サロマよ ありがとう!


SAROMA



【サロマ湖100キロに挑む】全記録(ネットタイム)
10Km 20Km 30Km 40Km 50Km 60Km 70Km 80Km 90Km 100Km
'99 0:57:331:56:182:58:41 4:01:145:01:186:06:54 7:19:088:35:149:59:03 11:19:30
0:57:330:58:45 1:02:231:02:33 1:00:041:05:36 1:12:141:16:06 1:23:491:20:27
'03 1:00:231:57:532:56:39 4:04:275:24:19       
1:00:230:57:35 0:58:411:07:48 1:19:52       
'04 0:59:532:01:033:03:21 4:06:345:15:546:33:12 7:50:309:11:1810:29:59 11:50:09
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'05 0:57:221:56:423:02:02 4:07:335:21:326:48:03 8:17:559:34:3611:06:38 12:26:18
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'06 0:59:041:56:102:55:47 4:01:575:13:306:30:47 8:00:289:25:2410:49:22 12:12:12
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'07 0:57:391:54:563:00:26          
0:57:390:57:17 1:05:30          
'08 0:59:191:59:313:03:33 4:10:475:34:446:57:08 8:35:11    
0:59:191:11:37 1:04:011:07:14 1:15:341:30:46 1:38:11    


SAROMA
2008.6.22  
横浜中央走友会 山本 卓


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