2007/ 4/1
第51回鶴沼ウルトラ100Kmマラソン



鶴沼ウルトラ100kmマラソン

                          横浜中央走友会/橋本玲子

1周5.2kmのコースを19周と1.2kmでぴったり100km。
考えると気が遠くなってしまいます。
でもこれが鶴沼ウルトラマラソン100kmのコースです。
今年はコース上で桜が満開。

4月1日 AM5:00 100kmにエントリーしている81名のランナーがスタート。
100kmのスタートはどんな時でもとても神聖な気持ちになります。
長くなりそうな1日にワクワクしながら、最初の1周目は知り合いのランナーの方たちに挨拶をしながらとりあえずウォーミングアップ。
天気予報では曇り、のはずが…AM8:00ごろから太陽が出始め気温上昇。
その頃からだんだんペースが落ち始め、完走のモチベーションが急下降。
暑い!眠い!

AM10:00 10周52kmの部がスタート。
コース上がにぎやかになりました。スタートしたばかりのランナーは速い速い。足の蹴りが全く違います。
AM11:00 なんとか10周をクリアー。この頃には体内の塩分がかなり排出され、気がつくとタイツが真っ白。

さてさて周回コースの楽しみは…1周ごとのエイドステーションです。

最初はさっと水分補給しすぐにスタートしていたのですが…後半はエイドステーションでの滞在時間がだんだん長くなっていき、しまいには椅子に座り込んでどっぷりとくつろいでいる始末。
お漬物、トマト、おいなりさん、美味でした。
そんなオアシスエイドから再び地獄?のコースに出るにはかなりの勇気が必要になってくるのですが、なんとか腰を上げ、そう、まるで修行僧のように黙々と走り始めるわけで…
100kmが楽しいなんて大嘘!とまで思ってしまう。辛い!なんでこんな辛い事をやっているのだろうと真剣に考えてしまいました。

10周以上走っていると満開の桜にも感動しなくなり、なんという贅沢な!と思うのですが、景色が目に焼き付いてしまい、ここを曲がると何があってなんてもうすっかり知り尽くしてしまうわけです。
畑仕事のおばあちゃんは同じ所を朝からグルグル回っている私達を不思議な顔して眺めている始末。
どう考えてもおかしい!この暑さの中よく走るものだと我ながら感心してしまいます。

頭の中からは完走の二文字は消え、どこでやめよう?何周でやめよう?とそればかり考えていました。
気持ちはもうこの1周でやめよう、やめたい!と思っているのに何故か走り続けてしまう。その不思議な力は一体何なんでしょう?

そんなことを考えながらなんとか80kmを通過。9時間50分。
やった…ワッカ突入関門クリアー。(サロマ湖100kmのシュミレーションです)
もうここまで頑張ったから終わりにしてもいいかな?
なんて、情けない考えが頭をかすめてしまう…ではなく頭一杯に広がってしまう。
いけない!いけない!と自分自身に活を入れて気持ちを前向きに!

PM4:00 なんとか気持ちを前向きにと思っていた時に新たな誘惑が…
スタート会場にてビールパーティーが始まりました。
楽しそうに、そして美味しそうにビールを飲んでいる人達の横を足を引きずりながらトボトボと走りぬけるのはさすがに辛い!
今すぐやめてその宴に加わりたい!と思うのが普通の人で、それを振り切って走る続けるなんて絶対普通ではない!と私は思うのですが。
鈍足ランンーにとっては非常に辛い時間です。

なんとか誘惑を振り切って走出すと、コース上にはほとんどランナーは見当たらなくなってきていて、やはり皆ビールパーティーだ!。
ビールがなにさ!と半分やけになりながら気がつくと19周目。最後の1周に突入。

長かった…本当に長い100kmでした。

12時間49分無事ゴール。

4月初めには珍しいくらい暑い1日でした。
途中何度もやめたいと思いながら後1周後1周と自分自身を励ましながらなんとか最後まで走りきる事が出来ました。
心地よい疲れが全身に広がり、達成感で心は晴れ晴れとしていました。
完走の快感、それを知っているから、それを味わいたいから最後まで走りつづけるのかもしれません。

辛いから楽しい!辛いけど楽しい!
暑い暑い本当に暑い1日でした。